属性検索条件式で使用するXMLスキーマの定義内容を説明します。
論理検索条件で使用される演算子を表す3 つの要素について説明します。
atsAnd | AND演算子を表す要素です。この要素の直下に検索条件を2つ以上記述して使用します。 |
atsOr | OR演算子を表す要素です。この要素の直下に検索条件を2つ以上記述して使用します。 |
atsNot | NOT演算子を表す要素です。この要素の直下に検索条件を1つだけ記述して使用します。 |
比較検索条件で使用される演算子を表す要素について説明します。
equal | “=”演算子を表現する要素です。この要素の直下に条件式の左辺となる属性名を表す要素と、右辺となる属性値を表す要素を順番に記述して使用します。 |
notEqual | “!=”演算子を表現する要素です。この要素の直下に条件式の左辺となる属性名を表す要素と、右辺となる属性値を表す要素を順番に記述して使用します。 |
greaterEqual | “>=”演算子を表現する要素です。この要素の直下に条件式の左辺となる属性名を表す要素と、右辺となる属性値を表す要素を順番に記述して使用します。 |
greaterThan | “>”演算子を表現する要素です。この要素の直下に条件式の左辺となる属性名を表す要素と、右辺となる属性値を表す要素を順番に記述して使用します。 |
lessEqual | “<=”演算子を表現する要素です。この要素の直下に条件式の左辺となる属性名を表す要素と、右辺となる属性値を表す要素を順番に記述して使用します。 |
lessThan | “<”演算子を表現する要素です。この要素の直下に条件式の左辺となる属性名を表す要素と、右辺となる属性値を表す要素を順番に記述して使用します。 |
between | “between”演算子を表現する要素です。2つの値で表される範囲に含まれることを指定します。この要素の直下に条件式の左辺となる属性名を表す要素と、右辺となる2つの属性値を表す要素を順番に記述して使用します。 |
notBetween | “not between”演算子を表現する要素です。2つの値で表される範囲に含まれないことを指定します。この要素の直下に条件式の左辺となる属性名を表す要素と、右辺となる2つの属性値を表す要素を順番に記述して使用します。 |
in | “in”演算子を表現する要素です。列挙された値のいずれかであることを指定します。 この要素の直下に条件式の左辺となる属性名を表す要素と、右辺となる1つ以上の属性値を表す要素を順番に記述して使用します。 |
notIn | “not in”演算子を表現する要素です。列挙された値のどれでもないことを指定します。 この要素の直下に条件式の左辺となる属性名を表す要素と、右辺となる1つ以上の属性値を表す要素を順番に記述して使用します。 |
isNull | “isNull”演算子を表現する要素です。この要素の直下に属性名を表す要素を記述して使用します。 |
isNotNull | “isNotNull”演算子を表現する要素です。この要素の直下に属性名を表す要素を記述して使用します。 |
like | “like”演算子を表現する要素です。ワイルドカードを使い、文字列属性に対する条件を指定します。この要素の直下に条件式の左辺となる属性名を表す要素と、右辺となる属性値を表す要素を順番に記述して使用します。 |
notLike | “not like”演算子を表現する要素です。この要素の直下に条件式の左辺となる属性名を表す要素と、右辺となる属性値を表す要素を順番に記述して使用します。 |
属性検索条件では、isNullおよびisNotNullを除き、属性値を持たないオブジェクトは評価対象になりません。
たとえば、(A notEqual 100)で検索しても、属性Aの値が100でないオブジェクトはヒットしますが、属性Aに値が設定されていないオブジェクトはヒットしません。
多値属性の検索条件で使用される演算子を表す要素について説明します。
allval | 多値属性用の論理演算子“ALLVAL”を表現する要素です。すべての値が指定された条件を満足する場合だけ真となります。この要素の直下に多値属性を使用した比較検索条件を1つだけ記述して使用します。 |
oneval | 多値属性用の論理演算子“ONEVAL”を表現する要素です。指定された条件を満たす値が1つでもあれば真になります。この要素の直下に多値属性を使用した比較検索条件を1つだけ記述して使用します。 |
関数式を記述するための要素について説明します。
funcExpr | 関数式を表現する要素です。すべての関数式はこの要素で表現され、関数式の種類はこの要素のoperation属性の値によって表現されます。
ここでは、operation属性に記述できる値について説明します。
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属性名と属性値を表現する要素について説明します。
idExpr | 属性名を表現する要素です。この要素の直下に属性IDを表現する要素を記述して使用します。属性IDを表現する要素とは属性IDの名前を要素名とし、属性IDの名前空間接頭辞をそのままその要素に使用したものを指します。
idExpr要素にシステム属性を記述する場合の指定方法は、表外を参照してください。 |
valueExpr | 属性値を表現する要素です。この要素の直下に値を表現する要素を記述して使用します。次に値を表現する要素を示します。 |
atomValue | アトム型の値を表す要素です。アトムは「名前空間接頭辞:アトム名」で指定します。 |
booleanValue | ブール型の値を表す要素です。「true」あるいは「false」で指定します。 |
dateValue | 日時型の値を表す要素です。「yyyy-MM-dd HH:mm:ss z」形式で指定します。
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doubleValue | double型の数値を表す要素です。任意の数値で指定します。 |
integerValue | integer型の数値を表す要素です。任意の数値で指定します。 |
longValue | long型の数値を表す要素です。任意の数値で指定します。 |
stringValue | 文字列型の値を表す要素です。任意の文字列で指定します。 |
principalValue | プリンシパル型の値を表す要素です。次の要素で構成されます。
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UserRoleValue | ユーザーロール型の値を表す要素です。rmsEntryValue要素を直下に持ちます。 |
rmsEntryValue | rmsEntryValueはプリンシパルとユーザーロール型の値を指定する場合に使用される要素で、typeを属性として持ち、idとnameを直下の要素として持ちます。
rmsEntryValue
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システム属性を記述する場合には、名前空間接頭辞に次の文字列を指定します。
xmlns:system="http://www.fujifilm.com/fb/2021/09/drep/atom/system"
記述例は、次のとおりです。(システム属性system:nameの例)
ユーザー属性を記述する場合には、名前空間接頭辞に次の文字列を指定します。
xmlns:user="http://www.fujifilm.com/fb/2021/09/drep/atom/user"
(下線部は、ユーザー属性が登録されている名前空間の違いにより変化します)
記述例は、次のとおりです。(ユーザー属性user:drawingNumberの例)