ワークフロー定義をチェックする
作成したフロー図に明らかな誤りがないかどうかチェックします。
ワークフロー定義をチェックする手順
操作手順
([定義チェック]アイコン)をクリックします。
フロー図に明らかな誤りがないかどうかチェックされて、[ワークフロー定義チェック]画面に結果が表示されます。
表示される結果
エラーとなる場合
- 遷移先のない作業が存在する場合
終了作業、例外発生作業、中止作業を除いて、遷移先のない作業は、その作業が完了した時点でワークフローが止まってしまうため、エラーになります。
- 条件式が文法的に誤っている場合
条件式の記述に文法的なエラーがあると、エラーになります。
- 自動作業のパラメーターの属性参照記述に誤りがある場合
存在しない属性を参照している、記述式の文法に誤りがあるなど、自動作業のパラメーターの記述に誤りがあると、エラーとなります。
- 期限切れ処理のパラメーターの記述に誤りがある場合
存在しない属性を参照している、記述式の文法に誤りがあるなど、期限切れ処理のパラメーターの記述に誤りがあると、エラーになります。
- 自動作業のパラメーターの必須要素が存在しない場合
自動作業のパラメーターに必須要素が入力されていないと、エラーになります。
- 期限切れ処理のパラメーターの必須要素が存在しない場合
自動作業のパラメーターに必須要素が入力されていないと、エラーになります。
- デフォルト遷移が複数存在する場合
デフォルト遷移は他の遷移条件に一致しなかった場合に選択される遷移であり、複数存在することはできないため、エラーになります。
- コラボスペースが存在しない状態で、コラボレーション作業を使用している場合
コラボスペースが存在しない状態(コラボをインストールしていない状態)で、コラボレーション作業は使用できないため、エラーになります。
期限設定の基準が「終了予定前/終了予定後」であるにもかかわらず、定義または作業に期間が設定されていない場合
期間が設定されていないと終了予定日時が算出できないため、エラーとなります。
- 期限設定の基準が終了予定前で、期限のオフセットが定義または作業の期間よりも大きい場合
期限設定の基準が終了予定前でオフセットが期間より大きいと期限の実行日時は作業の開始時点で過去になってしまうため、エラーになります。
- 期限設定の基準が「終了予定前/終了予定後」であるにもかかわらず、定義または作業に期間が設定されていない場合
期間が設定されていなければ、終了予定日時が算出できないため、エラーになります。
- 通知内容を評価できない場合
通知内容に埋め込まれた式が評価できないため、エラーになります。
警告となる場合
- 遷移元がない作業が存在する場合
開始作業を除き、遷移元がない作業はその作業に到達することがないため、警告になります。
- 遷移先と遷移元がない作業が存在する場合
遷移先がない作業はエラーですが、遷移先も遷移元もない場合はその作業に到達することがないため、何らかの記述誤りと判定されて、警告になります。
- 担当者が設定されていないユーザー作業・コラボレーション作業・ドキュメントスタンプ作業が存在する場合
担当者が設定されていないユーザー作業・コラボレーション作業・ドキュメントスタンプ作業が存在した場合、作業の開始時点で例外が発生してしまいます。ただし、ワークフローの実行中に担当者を指定することも可能なため、警告になります。
- 遷移条件のデフォルトが存在しない場合
デフォルトの遷移が定義されていない場合は、成立しない条件が発生したときにワークフローが止まってしまいます。ただし、かならずしもデフォルト遷移記述が必要ではないので、警告になります。
- 担当者が複数設定された自動作業が存在する場合
複数の担当者が設定された自動作業は、実行時にエラーになります。ただし、実行時までに一人に解消される可能性があるので、警告になります。
- ループが存在する場合
ループは、ループの終了条件が正しく指定されていない、AND分岐同士でループしてデッドロックになっている、ループ中にOR結合が含まれているなどの理由により、ワークフローが停止、または無限ループに陥る可能性があるため、警告になります。
- 空の通知内容の場合
通知内容を指定するはずであるが、その指定が空欄である場合、記述漏れの可能性があるので、警告になります。
- エラー画面に遷移する場合
定義内容のチェックは、エディタで使用するデータモデルからワークフローエンジン内部で使用するデータモデルに変換して行われます。変換するときにエラーが発生した場合は、通常のエラーとして処理がされます。ただし、データモデル変換中に次のエラーが発見された場合は、解決するまで他のエラー・警告は表示されません。
- 文字列型属性に定義された正規表現が文法的に間違っている場合
文字列型属性に定義された正規表現が解釈不能な場合は、エラーになります。