多値の扱い

多値の表記方法

式の値として多値を表現するときには、List関数を使用します。
例:

多値に対する比較演算

多値に対する比較演算は、第一項と第二項のすべての組み合わせに対して比較され、結果がブール多値として返されます。したがって、返り値の要素数は次のようになります。(返り値の要素数)=(第一項の要素数)×(第二項の要素数)
ただし、オペレータが==か!=の場合は、各要素が第一項と第二項の共通要素であるかで比較します。このため、返り値の要素数は次のようになります。(返り値の要素数)=(第一項と第二項で大きいほうの要素数)

==が完全一致(返り値がすべてtrueになる)するのは、第一項を並び替えると第二項になる場合だけです。


例:多値Aが[1,2,3,3]、多値Bが[3,2]の場合

ALL、ANYによる指定

多値に対する比較演算に対し、次の2通りで記述できます。遷移条件として式を記述する場合、全体が$ALL{ }で囲まれているものとして動作します。

多値に対する数値演算

多値に対して数値演算するときは、第二項は単値でなければなりません。
第一項が多値で、第二項が単値の演算を行った場合、多値のすべての値に対し、単値の値が演算されます。

例:

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