条件式のオペランドに使用できるのは、次の値のどれかです。
ワークフロー属性値の参照は、次の構文で記述します。
<属性値参照>::= "${" + <属性> + "}"
<属性>::= <システム属性> | <ユーザー属性>
<ユーザー属性>::= <属性名>
<システム属性>::= <属性表示名> | <ワークフロー属性> |
<作業属性> | <アクション属性>
<ワークフロー属性>::=":" + <属性名>
<作業属性> ::= <作業名> + ":" + <属性名>
<アクション属性> ::="@:"+ <属性名>
<属性名> ::= string
<作業名> ::=string
<属性表示名> ::=string
作業属性は、該当する作業の属性値を参照します。作業が該当する属性を持っていない場合、作業定義が持つ値を参照します。作業定義が持つ属性を直接参照することはできません。
ワークフロー属性は、その案件が持っている属性を参照します。案件が持っていない属性に限り、対応するワークフロー定義が持つ値を参照します。ワークフロー定義が持つ値を直接参照することはできません。
アクション属性は、現在のアクションが持っている属性値を参照します。他のアクションの属性を参照することはできません。
アクション属性は遷移条件式に記述できません。
ユーザー属性「所在地」の参照:${所在地}
ワークフロー属性「案件名」の参照:${:案件名}
作業「承認」の属性「説明」:${承認:説明}
参照可能なワークフロー属性、作業属性は、フォームで使用できる属性だけです。
参照可能なアクション属性は、以下のとおりです。
表: 参照可能なアクション属性
属性名 | 型 | 説明 |
---|---|---|
ID | 整数 | 現在のアクションインスタンスの識別子 |
開始日時 | 日時 | 現在のアクションが開始された日時 |
実行日時 | 日時 | 現在のアクションが実行された日時 |
終了予定日時 | 日時 | 現在のアクションが終了する予定の日時 |
担当者 | リソース | 現在のアクションの担当者 |
実作業者 | リソース | 現在のアクションの実行者 |
作業者 | リソース | 現在のアクションの作業者 |
定数として記述できるのは、文字列、数値、およびブール値です。日時、リソースを定数として用いるには、組み込み関数を利用する必要があります。
文字列の定数は、ダブルクォートで囲むことによって表記します。
ただし、ダブルクォート自身(“)とバックスラッシュ(\)を記述するときには、\でエスケープして記述しなければなりません。
数値は、直接表記します。
ブール値は、trueまたはfalseで表記します。
組み込み関数の詳細 ➯ 「組み込み関数について」
文字列:"ABC" "文字列"
数値:10 13.5 19d
ブール値:true false