ハードリファレンスは、ドキュメントまたはフォルダーを参照するオブジェクトです。参照先のオブジェクト側で「どのハードリファレンスから参照されているか」という情報を保持する点が通常リファレンスとは異なります。
このため、ドキュメントまたはフォルダーをハードリファレンスが参照している場合は、参照先であるドキュメントまたはフォルダーは削除できません。そのドキュメントまたはフォルダーを削除する前に、参照元のハードリファレンスをすべて削除する必要があります。
ハードリファレンスを削除する手順は、通常リファレンスの場合と同じです。
手順 ➯ 「削除する」
ハードリファレンスは異なるキャビネットに転記することはできません。
特別なオプションを指定した場合には、ハードリファレンスと同じオブジェクトを参照する通常リファレンスとして転記することができます。このオプションを使う場合は、異なるキャビネットへの転記ができます。
ハードリファレンス、およびハードリファレンスから参照されているオブジェクトは、キャビネット間を移動させることはできません。
ハードリファレンスから参照されているかどうかは、属性表示の[参照元情報]画面で確認できます。参照元のハードリファレンスがある場合は、[参照元情報]画面で削除することもできます。
ここでは、参照元のハードリファレンスを確認する手順を説明します。
手順 ➯ 「オブジェクトを1つ選択して操作する」
[参照元情報]ボタンは、ハードリファレンスの参照先でない場合には表示されません。
[参照元情報]画面で、ハードリファレンスを選択して[削除]ボタンをクリックすると、参照元のハードリファレンスを削除できます。